日本政策金融公庫の創業融資は、現在「新規開業・スタートアップ支援資金」などを中心に案内されています。旧制度名の情報が検索結果に残っているため、2026年は最新制度で確認することが重要です。
2026年の重要ポイント
- 対象:新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方
- 融資限度額:7,200万円
- 設備資金:返済20年以内、据置5年以内
- 運転資金:原則10年以内、据置5年以内
- 創業期(税務申告2期未満)は原則として無担保・無保証人の案内あり
創業融資を受ける基本ステップ
- 必要資金と自己資金を整理する
- 創業計画書を作る
- 見積書・通帳等の資料を揃える
- 日本政策金融公庫へ申し込む
- 面談・追加資料へ対応する
- 審査結果を受け、契約・融資実行
創業計画書で整理する内容
日本政策金融公庫は創業計画書の様式・セルフチェックリスト・解説動画を公開しています。最低限、次の内容を数字で説明できるようにしましょう。
- なぜこの事業を始めるのか
- 経営者の経験・スキル
- 商品・サービスと競合との差
- 販売先・仕入先
- 設備資金・運転資金の内訳
- 売上・原価・固定費の根拠
- 借入後の返済が可能な収支
→ 公式の様式・書き方を確認する
「自己資金○割なら通る」とは断定できない
現在の新規開業・スタートアップ支援資金の案内では、旧制度のような一律の「創業資金総額の10分の1以上」という自己資金要件を前提に説明するのは適切ではありません。審査では事業計画や資金の使い道などを総合的に確認されます。
審査で説明できるようにしたい5項目
1. 売上計画の根拠
「月商300万円を目指す」だけでなく、客数×単価×営業日などに分解します。
2. 資金使途
設備・仕入・広告・人件費など、何にいくら必要かを見積書や計画と一致させます。
3. 経営者の経験
同業経験、資格、顧客候補、取引先候補など、事業を実行できる根拠を整理します。
4. 自己資金の形成過程
通帳等で資金の流れを説明できるようにし、直前の不自然な入金がある場合は理由を整理します。
5. 返済後も残るキャッシュ
利益だけでなく、借入返済・税金・社会保険等を考慮して資金繰りを確認します。
融資限度額いっぱいを借りる制度ではない
制度上の限度額が7,200万円でも、実際の融資額は事業規模・必要資金・返済可能性・審査により決まります。必要額を根拠なく大きくするより、資金使途と収支に合う金額を組み立てることが重要です。
専門家や資金調達サービスを使う場合
創業計画書は自分で作成できます。外部支援を使う場合は、着手金・成功報酬・契約期間・返金条件を確認し、「融資が必ず通る」と断定する業者には注意しましょう。
→ 資金調達の選択肢を確認する
よくある質問
法人設立前でも相談できる?
創業予定者も対象です。法人設立費用と事業資金をどう組むか、早めに公庫へ相談できます。
金利はいくら?
利率は申込者の要件、資金用途、担保等で変わります。日本公庫の最新利率表で確認してください。創業期は利率引下げの案内もあります。
まとめ
創業融資で重要なのは「審査テクニック」より、必要資金・売上根拠・経営者経験・返済可能性を一貫した数字で説明できることです。古い制度名・古い自己資金要件ではなく、2026年の公式制度を基準に準備しましょう。
公式情報・参考資料
制度・料金・サービス内容は変更される場合があります。申請や契約の前に、必ず最新の公式情報を確認してください。

